モトコサンQ:魚は白身魚→赤身魚→青魚の順に与えるのが良い。と書いてありました。
なぜですか?

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コドモ:G 

A:理由は3つです。

①加熱時の身の食感
②脂質と塩分の量
③アレルギー・食中毒への注意

 

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まず白身魚、赤身魚、青魚はどんなものがあるでしょうか。

魚白身魚は、【タイ・ヒラメ・カレイ・たら・鮭など。】
*鮭も白身魚に入ります。
海底・砂地等に身を潜めじっとしていて、筋肉量の少ない魚が多く、身が白く、淡泊な味わいです。




 

金魚赤身魚は、【カツオ・マグロ・ブリなど。】
回遊魚ともよばれ、常に泳ぎ回るため筋肉量の多い魚が多く、身が赤く、比較的脂質が多く含まれ味が濃厚な魚です。


 

い青魚は、【(赤身魚の)アジ・サバ・イワシ・サンマ、(白身魚の)サワラなど。】

そう、青魚は背が青い魚の総称で、赤身魚に多く分類されます。




 

【離乳食では、白身魚がおすすめ!】
コドモ:G その通り。
魚白身魚は離乳食に適しています!

 

①加熱時の食感
これは分類にもあります筋肉量の違いから。
筋肉量の多い赤身魚は加熱時をすると身が硬くなります。

料理にして思い出してみてください。
●タイのムニエル
●カレイの煮付け

▲カジキマグロのソテー
▲ブリの照り焼き

加熱をしてもほろほろと身が柔らかいこと。
まだ歯の生え揃っていない赤ちゃんにとって柔らかい食材の方が断然良く、食べやすいです。

 

②脂質と塩分量
この2つは、内臓機能がまだ未熟な赤ちゃんにとって多すぎると負担となります。

ブリ・サンマ・サバ…い
「脂がのってます」手
スーパーでよく見るパッケージですね。
赤身魚は比較的脂質の高い魚が多いです、一方で白身魚は脂質が低い魚が多いです。


 

塩サバ、塩サケ、塩タラ…
そのまま焼いて大人には美味しいですが、赤ちゃんにとっては゛多すぎる「塩分」”です。
魚自体、美味しい塩味のある旨みを持っています。素材の味とだしの味で離乳食を作ってあげてください。

 

③アレルギー・食中毒への注意
マグロやサバなど、赤身魚の多くにヒスタミン中毒の恐れがあります。
中毒と書いてしまうと怖く感じてしまうかもしれませんが、白身魚が食べられるようになったら少しずつあげていきましょう。
*これ以上は長くなるので…レッスンにてお話しています。



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これらの理由から
★離乳食スタートには白身魚がオススメです。
まずは
【カレイ・ヒラメ・タイ】
この3つと覚えてください^^

 

そして、離乳食に慣れてきた頃(中期食以降)に赤身魚も新鮮なものを少しずつあげるようにしてくださいね。



離乳食・幼児食アドバイザー
管理栄養士
藤原朋未 
コドモ:G