詳細はコチラ
レッスン前のご回答ありがとうございます。
ご質問がありました方は順番にお返事させていただいております。
レッスン申し込みをご検討中の方はぜひお気軽にご連絡ください。
今日は「幼児食」と「離乳食」の違いについて。
8月のレッスンは全期食対象なので、
離乳食スタート前から完了期食まで、さまざまな月齢のお子さんが集まります。
同じ頃の月齢に分けてレッスンをする方が「今」知りたいことがたくさん話せるのかもしれません。
たった数ヶ月でこんなに成長をするのか~!
たった数か月でこんなに成長したんだ~!
そんな月齢による成長の違いの発見やママさんたちとの交流があります。
これも全期対象の良さかな、と思っています。
今日はもうすぐ完了期食になる赤ちゃんのママからの質問にお答えします。
【離乳食完了(卒業)】したら大人と同じものが食べられるという訳ではないんですよね?
離乳食と幼児食の違いってって何ですか?
はい、その通りです。
【離乳食完了(卒業)】したら大人と同じものが食べられるという訳ではありません。
幼児食は大人より薄味が良いですね。
明確な違いはないんです。
・・・が、やっぱり目安はあります。
今日は、「離乳食」と「幼児食」の違いについて
そして味付けの目安をまとめてみます。
****
そもそも、のお話。
「離乳食」
母乳またはミルクなどの乳汁栄養から、固形の食べ物を摂取する食事に移行する過程の食事。
「幼児食」
離乳が完了してから大人と同じ食べ物に移る過程の食事。
どちらも「過程」なんですね。目指すところは大人と同じ食べ物。
赤ちゃんから子どもへ、そして大人へ・・・
カラダやココロが成長するにつれて、食事の内容も変わってきます。
ただ、体の大きさひとつ、子どもの成長の早さはものすごい。
特に離乳食時期の1年間は凄まじいもの。
ですので、離乳食時期の1年間は
初期・中期・後期・完了期と、4段階に食事内容が分けられて考えましょう。
とお伝えしています。
では離乳食卒業したかな?な頃、
2歳、3歳、4歳、5歳・・・
赤ちゃんの頃と比べてカラダの成長は緩やかになりますが
やはり「幼児食」とひとまとめにできるものではありません。
ここでは
離乳食完了期~18か月:幼児前期(前半)
18か月~3歳:幼児前期(後半)
3歳~4歳:幼児後期(前半)
4歳~5歳:幼児後期(後半)
と呼んでいきたいと思います。
では、幼児食の味付け(調味)と調理法について
離乳食完了期~18か月:幼児前期(前半)
大人の1/3を目安に。
いろいろな食材が食べられるようになりますが、まだ歯が生えそろわないうちは歯ぐきで噛めるよう柔らかく茹でるなどの工夫が必要です。繊維の多いものや弾力のあるものはうまく噛めないので刻んであげましょう。
完了期食になったばかりでは1/4~1/3と考えてよいでしょう。
18か月~3歳:幼児前期(後半)
大人の半分を目安に。
だんだんと歯が生えそろいはじめ、食べられる食材も増えていきます。ただ、まだ噛み切る力が弱いので硬いものは切り込みを入れてあげましょう。またフォークやスプーンなどを積極的に使わせ、練習させてあげましょう。
煮る・蒸す以外に食感の残りやすい「炒める」調理もだんだんと増やしてOK。まだまだ調味は薄味です。
3歳~4歳:幼児後期(前半)
大人の2/3を目安に。
歯並び、かみ合わせが完成し、大人とほぼ同じような食事が出来るようになります。
クセやにおいのある野菜や食感のあるきのこなども食べられるように。
油・塩分・硬さ…○○すぎる場合は子ども用にひと手間加えてあげましょう。
例)肉の脂身を少し取り除く。こってりラーメンは少しお湯で薄めてあげる。
4歳~5歳:幼児後期(後半)
大人と同じ程度でも。
ただし濃いもの・辛いものは避けてあげましょう。
※乳歯が抜け始めるとうまく食べられない場合も。小さめに切ってあげるなど工夫をしてあげましょう。
サラダのドレッシングやオムライスのケチャップなど、自分で味つけをする場合はどおしてもたくさんかけてしまいがち。ボトルごと出すのではなく、適量を取り分けておくなどするのが良いでしょう。
お刺身などはこの頃から挑戦させてあげると良いですね。
お刺身はいつから食べても良いの??
いかがでしょうか?
大人の食事までの過程なので、基準は「大人」です。
ただ、普段のお食事「濃い味」に慣れてはいませんか?
キホンは薄味の大人ごはん、と思ってくださいね。
子どものためのごはんを作るには、まずは大人ごはんを見直すことが大切
という事になりますね!
お仕事のご依頼・ご質問等は からお願いいたします。
管理栄養士 幼児食/妊産婦食アドバイザー 藤原朋未
コメント