
どーしてですか?
それは赤ちゃんがもつ「貯蔵鉄」が少なくなってくるのが
9か月頃(以降)とされているからなんです。
「チョ、ゾウ鉄」
?
そもそも鉄って何ですか?
①鉄は体でどんな働きがあるの?
鉄は血液(赤血球をつくるヘモグロビン)を作っている成分となり、体中へ酸素を届ける役割があります。
酸素は血液を通して、全身に届けられているという事。
鉄は「体のめぐりをよくするための大切な栄養素」なんです。
②鉄不足になるとどうなるの?
体の中で鉄が不足すると、酸素が全身にいきわたりにくくなり、体が酸欠状態になります。
頭痛やめまい、疲れやすい、食欲が落ちる・・・
など、これらの症状を「貧血」と呼びます。
「鉄が不足する」ことで体が酸欠状態になる
=「貧血」ということなんですね。
③どうして「9か月・・・」なの??
赤ちゃんはママのおなかの中にいる時に、胎盤やへその緒を通して栄養を吸収し、成長に必要な血液を作っています。
(ということは、※妊娠中の方も「鉄」を積極的に摂取する必要がありますね。)
その時に「鉄」を蓄えているんです。この蓄えている鉄を「貯蔵鉄」と呼びます。
生まれてすぐの赤ちゃんはこの貯蔵鉄を使っているので、不足する心配はありません。
しかし、この蓄えていた鉄が少なくなってくる、その頃が9か月…ということなんです。
なのでこの頃から離乳食ではちょっぴり「鉄」を意識しましょう。
という訳です。ちょっぴりでいいんですか??
はい。ちょっぴり意識してあげてください。
このお話をすると、「鉄」が多い食材をあげなくては!!!と強く思いがち。
ただ、炭水化物だって、たんぱく質だって、脂質だって。
カルシウムだって、ビタミン○○だって~~~~
必要のない栄養素はありません。
キリがない。
どの栄養素だって、大切なんです。
鉄だけ摂っていればいい、という訳ではありません。
これは何度も言っていくことになると思いますが
離乳食は
こどもごはん、そして大人ごはんへの準備期間です。 こんなごはん(食材)を食べるようになるんだよ~
お手本となる大人がごはんから、「お味見・おすそ分け」という意識を忘れないでください。
食べる練習をする・楽しく食べることを優先して。
栄養はまだまだ母乳やミルクからしっかりと補給できています。
話は戻りますが「鉄が不足しやすい」のは確か。
食べる練習をする中で、ちょっぴり意識して、「鉄」が多く含まれる食材を取り入れてみてください。
【離乳食で鉄が豊富なおすすめ食材は・・・】
●レバーや赤身の肉類・魚類
●豆腐・大豆・納豆・高野豆腐・きなこなどの大豆製品
●のり・青のり・ひじきなどの海藻類
●その他、小松菜・切り干し大根など
ただ、
”毎食レバー”
なんて厳しいと思いますし、赤ちゃんもきっと嫌でしょう。
意識しすぎず、いろんな食材を取り入れてあげてあげましょう。
もし、
「栄養足りてるのかな?」
とママが心配に思ったときはフォローアップミルクを離乳食に使ってみるのも良いですね。
フォローアップミルクって??
また「鉄」の摂取に注目するなら「牛乳」よりも「豆乳」がおススメ。
汁物や○○煮の中に少し加えてみてください。
手軽に鉄がプラス出来ますよ。
<豆乳レシピ>
▼参考にしてみてくださいね♪鮭の豆乳クリームシチュー
なめらかクリームポテト(マッシュポテト)
さつまいもと玉ねぎの豆乳みそ汁
きなこと豆乳のフレンチトースト
藤原朋未

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