今頃、僕は保育園で鬼退治してるかなぁ。
泣いてるよなぁ。
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2021年は2月2日が節分ですね。
子どもにとって、【鬼】の存在ってかなりの恐怖。
震えあがるほど、怖い思いをさせてまで「節分」をやる意味はあるのかなぁ・・・

といいつつ、
早く寝ないと鬼来るよ~!なんて言ってしまうこの頃。
少し前は、サンタさん来ないよ~。だったな・・・
苦笑。


昨日は1日早い恵方巻。
無言も、方角もできないけれど、
【元気で過ごせますように】と願いを込めて食べました。

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さて、節分の今日のタイトルは
【子どもの誤嚥について考える】としました。


節分が目前となった1月末に消費者庁より
注意喚起が発表されたのはご存知でしょうか?

食品による子どもの窒息・誤嚥ごえん事故に注意!
―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、
硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―



タイトル通りなのですが、
これまでは【3歳以下】としていたところを
【5歳以下】での事故が多発していることから、今年より
年齢が引き上げられたのです。
豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は
5歳以下の子どもには食べさせないでください。

SNSを見ていると、この部分だけが注目されているようにも感じます。


5歳以下はダメなんだ!硬い豆やナッツは危ない!!


それはそうなんだけれど、大切なコトはこの部分にあると思います。
(1)豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください。
喉頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です。
小さく砕いた場合でも、気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。

(2)ミニトマトやブドウ等の球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。
乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。

(3)食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。
物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、
誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスク
があります。

(4)節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、
子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう



何歳でも、どんな食品でも
口に入れたままで
走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりしないこと。




さらに資料を読み込んでいくと
各事業での調査や報告より、
誤嚥となった原因食品が様々あげられています。

菓子類
豆・ナッツ類
果物
肉・魚・卵(うずらの卵)
ごはん・パン
野菜
海苔・とろろ昆布
乳・チーズ


いやいや・・豆、ナッツだけじゃないじゃない。
どんな食品でも、誤嚥の可能性があることが分かります。


気になったのが【菓子】の事故が多いこと
豆と同じように硬くて小さなもの(ラムネやグミなど)
ブドウやミニトマトのように丸くてつるんとした形状のお菓子(飴やチョコレート菓子など)
・・・たくさん思い浮かびますよね。


お菓子を食べるときってどうしても楽しい気持ちだったり
お友達と一緒にふざけあったり、走ったり、爆笑したり。。。あるよね。


繰り返しになりますが、
何歳でも、どんな食品でも
物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりしないこと。
年齢でも、食品でもなく、このことが1番大切なように思います。


豆がダメなら、枝豆もダメ?納豆もダメ?
海苔も危険なら、恵方巻もダメだよね?
・・・絶対に安全な食品はありません。
だからってアレもコレも食べさせてはいけない…では少し窮屈にも感じます。


私たち親の声掛けも大切。
楽しい「おやつ」の時間は子どもも耳を傾けてくれるのではないでしょうか?
【きちんと食べる】ことを伝えるチャンスです。

食べないからって、歩き回る子どもに無理に食事を与えないこと。
落ち着いた状態で、食べさせること。
私も。気をつけよう。

節分の今日は、子どもの食事について
今一度見直してみよう。


関連サイト

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【管理栄養士によるレシピ開発・フードコーディネート】

23
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管理栄養士 藤原朋未