まだ5月というのに、すでに夏日が多いですね。
今年の夏”も”気温が高くなる予報が発表されており(※1)、
そろそろ夏に向けて、暑さ対策をはじめたいところです。
※1気象庁「向こう3か月の天候の見通し 全国 (05月~07月)」

わが子のために出来る、暑さ対策ってなんでしょう?
**目次**
【1】気温と湿度をチェックしよう
【2】暑さ指数とは?
【3】水分補給~イオン飲料と経口補水液の違い~
【1】気温と湿度をチェックしよう
外に出たら、思っていた以上に暑かった…!
なんてことありませんか?
事前のチェックができていたら、着替えや帽子、飲み物などの準備も変わってきますよね。
そして、部屋の中でも油断は大敵!
快適に過ごせるよう、気温計・湿度計があると便利です。

これは簡易のものですが、目で見て確認できるといいですよね。
ちなみに、「保育所における感染症対策ガイドライン」では保育室の環境の目安が指定されています。
室温:夏 26~28℃, 冬 20~23℃、湿度:60%
大人がチェックしてあげましょう。
そして、外遊びの際は暑さ指数の確認も大切です。
【2】暑さ指数とは?
人体と外気とのやりとり(熱収支)に着目した指標。
①湿度
②日射・輻射など周辺の熱環境
③気温
の3つを取り入れた指標です。
単位は気温と同じ「℃」で示されますが、気温とは異なります。
暑さ指数(WBGT)
危険:31℃以上
すべての生活活動でおこる危険性 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒 :28~31℃
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒 :25~28℃
中等度以上の生活活動でおこる 危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れ る。
注意 :25℃未満
強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危 険性がある。
横浜市の保育・教育施設等における「暑さ対策」ガイドラインでは
こどもの場合、この数値に「マイナス5℃」して考えるのが安全です。と記載されています。
園や学校から連絡がある場合もありますが、休日はどうする?連絡が遅れる可能性もあるかも?
そんな時はご自身で「熱中症予防情報サイト」https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
で確認するのがよいでしょう。
登録をするとメールでお知らせしてくれるサービスもありますので、ぜひ活用してみてください。
【3】水分補給~イオン飲料と経口補水液~
さて、熱中症予防の基本である「水分補給」ですが
こどもにとって、こまめな水分補給と水分を含む食事が基本です。
この時期は【こどもの熱中症対策に】というキャッチコピーのついた
乳幼児向けのイオン飲料や経口補水液が多く出回っています。
本当にお茶や水だけで大丈夫かな?
・・・と心配になってしまいますよね。
そこで、イオン飲料と経口補水液について確認してみたいと思います!!
イオン飲料
水分やナトリウムなどのイオン(電解質)が体にスムーズに吸収される飲料。
飲みやすいよう糖分を多く含んでいるのが特徴です。
また授乳・離乳の支援ガイドにおいては、
『授乳期及び離乳期を通して基本的にイオン飲料の摂取の必要はなく、 必要な場合は、医師の指示に従うことが大切である。』という内容が明記されています。
乳児に限らず幼児においても、日常的に・多量に、という点では注意が必要ですね。
経口補水液
感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水状態の際に利用できる食品です。
医師や管理栄養士等と相談し、指導に沿って使用することが進められています。
ドラッグストア等で手軽に手に入るため、イオン飲料と同様に考えられている方も多いでしょう。
脱水でない状態で大量に摂取した場合、ナトリウム過剰となる可能性が問題視されています。
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今年の夏”も”気温が高くなる予報が発表されており(※1)、
そろそろ夏に向けて、暑さ対策をはじめたいところです。
※1気象庁「向こう3か月の天候の見通し 全国 (05月~07月)」

わが子のために出来る、暑さ対策ってなんでしょう?
**目次**
【1】気温と湿度をチェックしよう
【2】暑さ指数とは?
【3】水分補給~イオン飲料と経口補水液の違い~
【1】気温と湿度をチェックしよう
外に出たら、思っていた以上に暑かった…!
なんてことありませんか?
事前のチェックができていたら、着替えや帽子、飲み物などの準備も変わってきますよね。
そして、部屋の中でも油断は大敵!
快適に過ごせるよう、気温計・湿度計があると便利です。

これは簡易のものですが、目で見て確認できるといいですよね。
ちなみに、「保育所における感染症対策ガイドライン」では保育室の環境の目安が指定されています。
室温:夏 26~28℃, 冬 20~23℃、湿度:60%
大人がチェックしてあげましょう。
そして、外遊びの際は暑さ指数の確認も大切です。
【2】暑さ指数とは?
人体と外気とのやりとり(熱収支)に着目した指標。
①湿度
②日射・輻射など周辺の熱環境
③気温
の3つを取り入れた指標です。
単位は気温と同じ「℃」で示されますが、気温とは異なります。
暑さ指数(WBGT)
危険:31℃以上
すべての生活活動でおこる危険性 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒 :28~31℃
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒 :25~28℃
中等度以上の生活活動でおこる 危険性 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れ る。
注意 :25℃未満
強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危 険性がある。
横浜市の保育・教育施設等における「暑さ対策」ガイドラインでは
こどもの場合、この数値に「マイナス5℃」して考えるのが安全です。と記載されています。
園や学校から連絡がある場合もありますが、休日はどうする?連絡が遅れる可能性もあるかも?
そんな時はご自身で「熱中症予防情報サイト」https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
で確認するのがよいでしょう。
登録をするとメールでお知らせしてくれるサービスもありますので、ぜひ活用してみてください。
【3】水分補給~イオン飲料と経口補水液~
さて、熱中症予防の基本である「水分補給」ですが
こどもにとって、こまめな水分補給と水分を含む食事が基本です。
この時期は【こどもの熱中症対策に】というキャッチコピーのついた
乳幼児向けのイオン飲料や経口補水液が多く出回っています。
本当にお茶や水だけで大丈夫かな?
・・・と心配になってしまいますよね。
そこで、イオン飲料と経口補水液について確認してみたいと思います!!
イオン飲料
水分やナトリウムなどのイオン(電解質)が体にスムーズに吸収される飲料。
飲みやすいよう糖分を多く含んでいるのが特徴です。
また授乳・離乳の支援ガイドにおいては、
『授乳期及び離乳期を通して基本的にイオン飲料の摂取の必要はなく、 必要な場合は、医師の指示に従うことが大切である。』という内容が明記されています。
乳児に限らず幼児においても、日常的に・多量に、という点では注意が必要ですね。
経口補水液
感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水状態の際に利用できる食品です。
医師や管理栄養士等と相談し、指導に沿って使用することが進められています。
ドラッグストア等で手軽に手に入るため、イオン飲料と同様に考えられている方も多いでしょう。
脱水でない状態で大量に摂取した場合、ナトリウム過剰となる可能性が問題視されています。
イオン飲料・経口補水液どちらも、元気なこどもにとっては日常的に飲む必要はなさそう。イオン飲料に関しては、暑い日のお楽しみとして取り入れてあげるのがいいかなと思います。
熱中症”対策”という点では、水やお茶をこまめに与えてあげることを意識してあげたいですね。
そして、水分補給は飲み物だけではありません。
ごはんや汁物の食事からの栄養補給が、夏の日差しに負けない元気なからだを作ってくれます。
暑い日の献立こそ、汁物を取り入れてあげると簡単に水分補給が叶います!!
いかがでしょうか。
今年の暑い夏も、親子で元気に過ごせますように。
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